対蝉戦争窓際箒作戦
頼るべきは、己のみ。
身ひとつで大きな敵に立ち向かう。
そう、ひとり暮らしの家に
招かれざる客が侵入したときは。
朝6時、重たいまぶたに日の光をあてる。
メガネを装着し、カーテンを開け、窓を開け、
あ、そうそうタオル取り込まな……
ジーーーーーーーーーーーーー
おいおいおいおいおいおいおいおいおい
やめてくれ。タオルに止まるなよおまえ。
床で足をうごうごさせて、ジージー叫ぶ黒いもの。
一瞬の静寂。
部屋のなかには、そいつと私。
追い出すためには、私が戦わねばならない。
対決に際して、まずメガネを外す。
目が悪いというのは便利なことで、
裸眼で見れば黒い塊。
足とか頭が見えないと3%ほどマシになる。
さらに、キッチンペーパーを取り出し、
身体めがけて投げる。
ヤツはやめろと叫ぶ。私は後ずさる。
しばらくすると黙った。
よし、姿が見えず、声も聞こえなければこっちのもんだ。
我が陣営最大の武器、ほうきを用意する。
柄を最大限長くして、へっぴり腰になる。臨戦態勢。
なるべくヤツと距離を保ったまま、
ほうきの先でキッチンペーパーごと窓際へ追いやる。
そのまま壁伝いに持ち上げて、えいやっと放る。
ああよかった飛んでった。
うめざわ
※私はその昔、実家の壁に張り付くGを指差して「せみ!せみ!」と喜んでいたらしい。ほらね、やっぱり蝉=Gなわけですよ。あーーー汗かいた。
ぎゅっと固めた無知は、強さ
知らないっていうのは、強いんだ。
ちょっと腕におぼえがあると過信するからね、
あの山くらいいけるわ、って思うわけよ。
自分の手持ちの装備品でね。
その山がどれだけ深くて高いかも知らないからね。
知ってたら、怖気づくよ。
けど、知らないから突っ込めるんだ。
で、突っ込んでいって、愕然とする。
わたしは、ぜんぜん知らなかった。
知ってたら飛び込まなかったなあ。
まったくもって太刀打ちできないもの。
無知を集めて固めると、強さになるんだけど、
その強さは「知」によって一瞬で崩れる。
意気揚々と分け入った山で、
見たことのない生きものたちに圧倒されて
早くも遭難しかけているけれど、
それでもなんとか生き延びるために草をはむ。
そしたら、その草がびっくりするくらい甘かったりね。
え、この草だけで生きてけるわ、って感動する。
で、そこへどこからともなく仙人が現れて、
この草は魔除けになってな、とか解説してくれるわけだ。
なんでその効能があるかわかるか、と聞いてきて、
私は頭をひねるんだ。
知らないっていうのは、おもしろい。
うめざわ
※情報過多。なんだけど、もっともっともっと知りたい。
今日はおやすみ
問題は湿度なんだよ。服が張り付くねえ。
うめざわ
自分を遠く遠く遠くから見る
遠くから見れば見るほど小さくなる。それは、お星様でも手元の文字でも、私自身だってそうだ。
自分から自分を見ると、ものすごく大きく見えるわけだ。だって距離ないからさ。けども、ぐわーーーーーーんと遠くから見たら、とても小さい。あたりまえのことだ。
私はアラサーだけども、たとえば70代80代くらいの人と話してみると、一瞬私も50年後に飛ぶのね。
80歳になった私が、今の私を見る。今の人生が100%じゃないっていうのを知ると、余裕が生まれる。
目盛りを80まで進めた私からすると、まだまだ道半ばなわけ。始まったばかりなわけ。
今から今を見たら、等倍の100%のままなんだけど、未来から見ればみるほど相対的に小さくなるわけだ。
だからま、だいじょうぶさ。どっちに転んでも、そんなに大したことじゃない。
うめざわ
※牛乳かんっておいしいよねーーーーあまい乳製品は幸せの味。
それは得意なことですか
得意なものって、「毎日、変化をつけられるもの・こと」だと私は認定している。たとえば、毎日テイストを変えた服装ができるとか、毎日目新しい献立を作れるとか、毎日身体の使い方を変えられるとか。
日々変えていくって、けっこう大変なんだ。今までのそれを客観的に認識すること、変えるべきところに気づくこと、変化させるための技術を身につけること、ここらへんが不可欠。いつやっても同じだわ、と自分で感じることは、不得手なこと。うまい人は、作り出すものがイキイキしてる。どんどん変わっていく。
うめざわ
七夕 セタ ナタ 七タ
さーさーのーはーさーらさらー
まーきーばーにゆーれーる
あれ?まきば?牧場?ぼくじょう…?ん?……のきば、か。軒端って書くのね。ふむ。
おーほしさーまきーらきらー
きーんぎーんすーなご…?
金銀はいいとして、すなご?変換すると「砂子」ってなるけど、なんだこりゃ。童謡ってわからんまま歌ってるよなー。
うめざわ
※◯七夕 ×七タ 違いわかるかしら。後者はカタカナのタ。おんなじじゃないか。