朝の幻
聞いて、今朝も雪積もってた。道路まっっっっっしろ。こんなに、っていっても1、2センチだけど、こんなに積もったの、私が大阪来てから初めてじゃないかしら。朝8時ころ家出たら、ほら土曜日だし、ほとんど歩いた人いないわけ。純白のパウダースノーをさくさくと踏んで歩いてゆきました。踏み固められたところでつるりんしつつも、愉快な雪の朝でした。10時ころにはもう残骸になっていて、昼前にはきれいさっぱり消えました。あの美しい朝の雪、幻だったのかもしれません。
うめざわ
※あめゆじゆとてちてけんじや。
青空文庫:宮沢賢治 『春と修羅』から読めます。永訣の朝。